がんの診断・治療に最新機器の導入を(都議会厚生委員会で質疑)

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高倉良生は3月14日の都議会厚生委員会で質疑に立ち、今後整備される「多摩メディカル・キャンパス」の中に導入される、がんの早期発見・早期治療のための最新機器について都の見解を求めました。

この中で高倉は、乳がんが女性のがん罹患率1位になっていることを指摘した上で、導入される機器のうち、乳がんの超早期診断に役立つPEMという機器の特徴について答弁を求めました。
これに対し都病院経営本部は、①ブドウ糖に似た検査薬を注射し、がん細胞に薬が集積する性質を利用して診断②マンモグラフィーや超音波では発見が困難な1、2ミリ程度の超早期の乳がんを発見できる③マンモグラフィーや超音波、MRIでは良性・悪性の識別が困難なステージゼロ期の非浸潤性乳がんの識別が可能④検査時の痛みや苦痛が軽減される――と答えました。

最新機器については、3月7日の都議会予算特別委員会における公明党の橘正剛議員の質問に対し、都病院経営本部長が「診断機器」として①小さながんにも対応できる最新のPET-CT②乳がんを超早期に発見でき苦痛も大幅緩和されるPEMなどを、また「治療機器」として①複雑な形の腫瘍への照射が可能で正常な組織への影響を抑える強度変調放射線治療装置IMRT②腫瘍を立体画像でとらえ2センチ程度の小さな傷口で正確な手術ができる内視鏡下手術ロボットなど高精度な機器を導入する考えを示していました。