地震による都内の液状化被害を調査

都議会公明党は4月26日、東日本大震災の揺れによる東京都内の液状化被害の現場を視察しました。高倉良生も参加しました。

江戸川区清新町付近では、公園や道路で液状化被害が発生しました。震災の当日、現場にいた人の話では「地面から1メートルぐらい水が噴き上げ、川のように流れた」とのことです。建物の周りの地盤が沈下して大きな亀裂が入っている所もありました。現在、戸建て住宅などの被害に対して応急的な対応をしており、これから本格的な復旧に取り組むとのことです。

江東区新木場付近の道路・歩道では、噴出した砂が30~40センチもたまりました。そのため、道路・歩道が大きく沈下していました。

都ではこれまで、ボーリング調査などを通じて埋立地などの液状化予測図を作成していましたが、今回の液状化はその予測図で危険とされている地域とは一致していない状況があります。その点について都は、「予測図の見直しを進めていく」との方針を示しました。

このほか、4月から稼働したばかりの新しい「水門管理システム」も視察しました。365日24時間体制で台風・津波から都民を守るシステムです。