東京マラソン財団法人化を

大会の安定運営に向け小出氏から要請受ける

東京都議会公明党(中島義雄幹事長、高倉良生都議等)は8日、都庁内で、マラソン指導者の小出義雄氏から、東京マラソンの法人化に関する要請を受けた。これには、市民ランナーも同席した。

同マラソンは、約3万人のランナーが都心部を走る、国内初の大規模都市型マラソン大会で、2007年にスタート。開催ごとに市民ランナーからの人気が高まっており、今年2月に開かれた同大会では、約31万人の参加申込があった。

都は現在、同大会の将来にわたる安定的な運営のため、運営主体の財団法人化をめざしており、出資金8億円を計上した補正予算案を開会中の第2回定例会に提出している。

シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子選手らの育成で知られる小出氏は、同大会の創設に携わってきたことから、今回の法人化について、今後さまざまな事業を展開し、大会を発展させるため、「実現をお願いしたい」と訴えた。中島幹事長は「要請をしっかりと受け止め、推進する」と答えた。