特別支援教育の実情を探る

東京・世田谷区の小学校 肢体不自由児クラス視察

東京都議会公明党の高倉良生都議等の各議員は1月25日、世田谷区立松沢小学校(都内世田谷区、寶田宏恭校長)を訪ね、特別支援学級の現場を視察し、関係者と意見を交わした。同校では現在、知的障害児のクラスに10人、肢体不自由児のクラスに8人の児童が学んでいる。肢体不自由児のためのクラスが設置されている区立学校は、区内では松沢小学校のみで、都内でも数少ない。寶田校長は「特別支援教育に必要なバリアフリーなど、施設面での充実が課題だ。」などと語った。都教育委員会は、24日に発表した「東京都教育ビジョン(第2次)中間まとめ」で、「都立特別支援学校に在籍している児童・生徒等及び特別支援学校に在籍または通級している児童・生徒は、ここ数年来、急激に増加している」と指摘している。こうした中で行われた今回の視察で、都議らは「現場の実態を把握した上で、一人一人の障害に対応した教育が必要」と述べた。(公明新聞2008年1月26日付)