盲ろう者支援の拠点開設

都議会公明党が強く推進

高倉良生(都議選予定候補)は5月25日、公明党太田昭宏代表、浜四津敏子代表代行、中島義雄都議会幹事長らとともに、東京都盲ろう者支援センター(台東区)を訪れ、目と耳が不自由な盲ろう者としてセンター設立へ熱心に取り組んできた東京大学の福島智教授らと意見交換した(同センターは5月27日にオープン)。

この施設は、目と耳が不自由な盲ろう者の自立を支援する拠点で、指点字や手書き文字の読み書きなどコミュニケーション方法のほか、生活訓練やパソコンなど通信機器の活用法の学習や、盲ろう者への通訳・介助者の派遣や養成も実施する。

前田晃秀センター長は「盲ろう者は通訳・介助者がいなければ生きていけない。派遣と養成を両輪として取り組む」と説明した。

福島教授と盲ろう者支援について意見交換を重ねてきた都議会公明党は、米国の盲ろう者支援施設(ヘレンケラー・ナショナル・センター)の存在を聞き、東京での実現を約束。高倉良生ら都議会公明党は昨年10月、福島教授とともに石原慎太郎知事に直談判したのをはじめ、一貫して推進してきた。

福島教授は公明党の尽力に感謝を述べ、「東京に拠点ができれば全国的な広がりも期待できる。社会的に認知されていない盲ろう者にとって大きな意味がある」と強調した。(2009年5月27日付 公明新聞から要旨)