神田川の洪水予報開始

都の中小河川で初(都議会公明党が導入推進)

東京都は3月30日から、気象庁と共同で、神田川の「洪水予報」を開始した。都の中小河川では初めてで、今後テレビのテロップなどを通じて情報提供する。

推進した都議会公明党の高倉良生議員等が同日、気象庁を視察した。

洪水予報は、気象庁の1時間先までの雨量予測を基に、都が河川水位の変動を予測し、川があふれる恐れがある場合に気象庁と共同で発表する。同庁の弟子丸卓也・防災気象官は「全国の中でも出水が速く、川周辺に住む人口が多いため、独自の発表方法を採用した」と説明した。

都議会公明党は、2005年9月の集中豪雨被害を受け都内河川の水害対策を推進。今年2月の定例会では神田川洪水予報にNHKや民放テレビの活用を提案していた。(公明新聞2009年3月31日付)