都道沿いの街路樹の調査

都議会公明党の高倉良生らは2011年9月30日、渋谷区の表参道(都道413号線 赤坂杉並線)沿いのけやき並木の樹木状態を調査しました。

9月21日、首都圏を襲った大型の台風15の強風によって、渋谷区道玄坂の大木が倒れてタクシーを直撃、また中野区では区役所西側にあるけやき通りのけやきの大木が倒れるなど、各地で倒木の被害が相次ぎました。

このため、都議会公明党として特に都道沿いに危険な状態になっている樹木がないかどうか調査したものです。

東京都は平成19年から21年にかけて都道沿いの樹木約1万7000本を樹木医などに依頼して診断しています。その結果、93%の樹木が「健全」と診断される一方、「不健全」とされた7%の樹木のうち4%を植え替えなどにより対処しましたが、残り3%は経過観察をしています。

この日調査した表参道にも樹木診断で「不健全」とされたけやきの大木があり、倒れないように補強する対処がなされていました。都によると、危ない樹木は伐採して植え替えをするようにしていますが、大きな樹木については地域からできるだけ保存してほしいといった要望もあり、地域の意見も聞きながら対処しているとのことです。