コロナ禍の影響深刻な現場へ/公明新聞

■(医療体制)「専用病院」の予算化を推進

 東京都では一時、新型コロナの感染者数が3桁に上るなど深刻な事態に直面しました。「都民の命を守るため、医療崩壊は断じて回避する」と決意し、患者の受け入れ体制の整備を強力に進めています。

 4月には台東、中野両区の病院で大規模な院内感染が発生。都や区の関係者から状況を把握し、専門医療チームの派遣や保健所の体制強化、病院周辺の店舗などで発生した風評被害の払拭などを都に要請しました。

 感染者の症状は無症状から重症までさまざま。医療機関ごとの役割分担の明確化や、重症化阻止に向け中等症の人を中心に治療する「新型コロナ専用病院」の必要性を痛感しました。都議会公明党として約20回に及ぶ知事への直接要望を重ね、専用病院の整備については、都の今年度補正予算案に調査費を盛り込むことができました。

 「都民に少しでも安心を届けたい」。感染第2、3波が想定される中、医療体制構築や都民への情報提供に一層の工夫と丁寧さを求めていきます。早期終息へ全力を尽くします。