パートナーシップ前進

制度の創設求める請願採択/都議会公明党、提出者と喜ぶ

 7日の東京都議会本会議で、LGBTなど性的少数者のカップルを公認する「パートナーシップ制度」の創設を求める請願が全会一致で趣旨採択された。請願は都議会公明党の高倉良生(都議選予定候補=中野区)、こいそ善彦(同=町田市)、まつば多美子(同=杉並区)、栗林のり子の各議員が紹介者となり、趣旨採択に向けた合意形成をリードしてきた。

 制度を巡っては、「東京都にパートナーシップ制度を求める会」の山本そよか代表らから相談を受けた都議会公明党が、今年3月の都議会予算特別委員会で、多様性を尊重する都のメッセージになるとして、制度の重要性を主張した。さらに、今月2日の定例会代表質問では、高倉議員が「制度創設に踏み出すべきだ」と改めて要請。小池百合子知事から、今年度、当事者の声を把握するための実態調査を実施するとともに、制度創設を「都として検討を進めていく」との前向きな答弁を引き出していた。

 請願書を提出していた山本代表らは7日、高倉議員らと都議会で懇談し、「公明党が相談に乗ってくれたおかげで、パートナーシップ制度の実現へ大きく前進できた。本当にありがたい」と話していた。
(公明新聞 2021/06/08)