メリハリある編成へ/来年度予算

女性目線の防災など要望

都議会公明党の中嶋義雄幹事長、高倉良生都議らは都庁で12月21日、都の24年度予算に関する要望書を石原慎太郎知事に提出した。要望では、「ムダをなくし、メリハリのある予算編成で、直面する諸課題への対応と財政の健全性の維持を両立させていくことが一層重要」と強調し、最重点項目を中心に説明した。

具体的には、

(1)効果が高い「被災地応援ツアー」の継続実施
(2)災害時要援護者や女性の視点に立った防災対策の推進
(3)天然ガスコージェネレーション(排熱を有効利用するガス発電)などによる自立分   散型エネルギーの推進
(4)医療・介護連携型サービス付き高齢者向け住宅の整備促進
(5)中小企業の経営課題の解決に効果的な専門家派遣事業の大幅拡充
(6)新卒特別応援窓口における職業適性診断の実施やカウンセリング機能の強化など若者の雇用促進
(7)自転車の安全利用を図る「自転車条例」の制定――などを要望した。