新銀行東京、築地市場 屋上屋を架す特別委委員会設置
都議会で斉藤、高倉、伊藤議員が討論
八ッ場ダム 国交相の中止発言を批判
東京都議会は9月25日、第3回定例会の最終本会議を開き、都議会公明党の斉藤やすひろ議員が賛成討論した知事提出議案は、賛成多数で可決されました。
斉藤議員は、前原誠司国土交通相の「八ッ場ダム建設中止」表明について、地元の群馬県吾妻町と国の間で「八ッ場ダム建設事業に係る基本協定」が結ばれた1995年11月当時は、「自社さ政権」下にあり、鳩山由紀夫・現首相がさきがけの代表幹事であり、前原国交相もさきがけ所属の国会議員だったことを指摘。
「その結果、総事業費4600億円のうち、都の負担も含め、すでに70%の3210億円が執行された」と強調し、「マニフェストに書いてあるから」との一言で、中止を表明した民主党の政治手法を批判しました。
一方、民主党などが提出した新銀行東京や築地市場移転に関する特別委員会設置の動議については、都議会公明党の高倉良生、伊藤興一の両議員が反対討論しましたが、賛成多数で可決されました。
高倉議員は新銀行東京について、これまで通り常任委委員会で審議できるとして、特別委員会の設置は、「屋上屋を重ねるもの」と強調しました。築地市場についても伊藤議員は「常任委員会などの質疑で、民主党、共産党なども繰り返し質問している」と訴え、特別委員会の設置に反対しました。