昨日の都議会・一般質問に立ち、都知事をめぐる政治資金疑惑について美術品購入の面から追及しました。
質問の冒頭、知事が参議院議員時代の2005年に出版した「マスゾエ式 定年後極楽生活入門」という本を掲げました。テレビで質問の映像がかなり流されたと思います。
知事は政治資金で大量の美術品を購入していますが、かつて、こうした著書で「美術品による財テク」を指南していました。
知事は、3つの政治団体の政治資金を使って美術品を購入していることが明らかになっています。このうち、2つの団体は既に解散しており、現在は「泰山会」だけ存在します。
解散した政治団体が購入した大量の美術品について、何ら手続きを取らず、勝手に知事の「泰山会」が所有していることにしています。政治団体を使った資産隠し以外の何者でもありません。
知事のファミリー企業である「株式会社舛添政治経済研究所」は事業として「美術品の販売」をしています。政治資金で購入した美術品の転売・譲渡はなかったのか追及しました。
この件については、保管しているとする美術品の現物を一つひとつ確認させてもらうことを求めていきます。存在しない美術品があれば、まさに「消えた美術品」問題に進展します。