風評被害の解消へ/福島・南会津町の議長ら

都に支援を求める

福島県南会津町議会の芳賀沼順一議長と同町の渡部龍一副町長、渡部文一商工会長らは3月22日、東京都庁を訪れ、石原慎太郎知事宛てに、東京電力福島第1原発事故による風評被害の解消に向けた支援を要望した。都側は、佐藤広副知事が応対し、都議会公明党の高倉良生等の各議員が同席した。
 席上、芳賀沼議長らは、原発事故による観光客の激減や農産物の出荷制限など、風評被害の実情を報告。その上で、同町の自然に触れ合う教育体験コースや各種合宿所について、都内の小・中学校や高校の部活動などでの利用を促すよう訴えた。また、同町の中小企業を紹介しながら、都内での営業展開への支援などを求めた。佐藤副知事は「できる限り応援する」と答えた。