先進の環境技術を視察
地球温暖化の防止ヘ───。東京都は4月から、大規模オフィスビルや商業施設、工場などに二酸化炭素(CO2)排出総量の削減を条例で義務付ける制度をスタートし、全国初の試みとして注目を集めている。
都議会公明党の友利副団長、高倉良生都議らは、12日清水建設株式会社の新本社オフィス・ラボ(中央区)を訪れ、CO2削減に対する企業の取り組みを視察した。
同所では、来年完成予定の新社屋に使われる環境技術を展示。新社屋は平均的なオフィスビルに対してCO2排出量50%削減をめざしており、天井内部に冷温水を流して室温調整する空調システムや、太陽光を効率よく利用する照明システムなどを採用している。
友利副団長らは、「こうした技術を精査し、効率的なものは都内のさまざまな事業に積極的に展開できるようにしたい」と語った。