自然遺産登録めざす
村議会から振興策で要望
東京都議会公明党の小笠原諸島視察団(鈴木団長、高倉良生都議等)は19日、前日に引き続き東京・小笠原村で視察活動や懇談会を行った。
一行は午前、世界自然遺産登録に向けて、父島の南西に位置する南島に上陸。南島は小笠原国立公園の特別保護地区に指定されており、現在、希少な自然を保護、回復するため、一日の入島者の制限などを実施している。一行は決められた自然観察路を通り、損傷していた植生の回復状況などを見て回った。
また一行は午後から、父島内の都小笠原亜熱帯農業センターや都小笠原水産センター、同村の診療所などを精力的に視察した。
その後、一行は村役場を訪れ、村議会と懇談会を開催。小笠原諸島振興開発特別措置法の延長や、東京―小笠原村間の航空路開設、世界自然遺産登録への取り組みなど今後の振興策について要望を受けた。これには、公明党の佐々木幸美村議(議長)も参加した。(公明新聞2007年10月20日付)