都政ギャラリーでアール・ブリュット展開催

都議会議事堂1階・都政ギャラリー

都議会公明党の高倉良生は2010年11月26日、都議会議事堂1階の都政ギャラリーで始まった「アール・ブリュット展」に出席し、準備にあたってきた関係者の労をねぎらいました。

「アール・ブリュット」というのは「加工されていない生(き)の芸術」とも言います。正規の美術教育や文化潮流とは全く無縁な文脈によって制作された、命がそのままほとばしるような芸術です。作家には障害を抱えた方々も多くいますが、障害者のアートにとどまらず、もっと広範囲な作家による芸術です。

 今回の展示は東京・中野区にある社会福祉法人「愛成会」の関係者が中心となって実行委員会をつくり、東京都が全面的に協力をして実現しました。

今年、パリでは日本の作家の作品ばかりを展示する「アール・ブリュット・ジャポネ展」が開催され、1か月に約2万人が来館するほどの好評を博しています。この都政ギャラリーでの展示では、パリに出品している日本の作家60人の中から16人の作品60点が展示されています。また、中野区にあるアトリエ「ぱんげあ」の皆さんの作品も展示されています。

「アール・ブリュット」はヨーロッパやアメリカでは高い評価を得ていますが、日本ではまだまだ知られていない文化・芸術です。高倉良生は昨年の東京都議会本会議で「アール・ブリュット」を取り上げ、理解と支援が広がることを願い質問しました。今後も全力で「アール・ブリュット」」を応援していきたいと決意しています。

展示は12月2日まで(時間は12月1日まで毎日9:00~19:00、12月2日は9:00~12:00)。12月19~20日には都庁南展望台(第一本庁舎45階)で、パリに出品している作品の写真パネル展示が開催されます。