『ナントからナカノへ 文化芸術が創るまちの未来』が開催

2020障がい者国際芸術祭プレ企画の国際研究フォーラム『ナントからナカノへ 文化芸術が創るまちの未来』が中野サンプラザで開催され、参加してきました。

 

フランス元首相・ナント市名誉市長のジャン・マルク・エロー氏が、かつてナント市長として市を世界的な文化芸術創造都市に再生させた取り組みについて講演しました。

また、昨年、ナント市で開催されたジャパン・ナントプロジェクトで、日本のアール・ブリュット作品展(日本では障がいのある方々が作品づくりに携わっています)が、大きな反響を呼んだことがエロー氏から紹介されました。

さらに、エロー氏と青柳正規・前文化庁長官によるパネルディスカッションでも、日仏それぞれの文化をめぐり、興味深いお話が展開されました。

私はかつて都議会予算特別委員会で、日本のアール・ブリュット作家の写真パネルを10枚ぐらい見せながら、この芸術の振興に向けた支援を都に強く求め、2020年に東京でアール・ブリュットの国際展開催などを求めてきました。以来、東日本の拠点となっている「愛成会」の活動も積極的に応援してきました。

2020年に東京でオリパラ大会が開催され、次の2024年はパリが開催都市です。生(き)の芸術と言われるアール・ブリュットの本場・フランスと、日本の文化交流がこの芸術を通じて活発になり、アール・ブリュットが東京大会の文化のレガシーになることを願っています。